第4回米国歯内療法専門医日本協会セミナー
先日の金曜日(祝日)は、秋葉原で開催されました「米国歯内療法専門医協会セミナー」に参加してきました。
年に1度、世界の歯内療法のトレンドを勉強できる貴重なセミナーです。
開演30分前には会場入りし、中央前方4列目の席を確保。
学生時代の講義では、いつも最後方に座っていたのですが、成長しました(笑)
このセミナー、5名の米国歯内療法専門医の先生が、世界の最新の研究を踏まえた内容の講演をされます。
講演内容は、2018年に発表された論文からの内容もあり、近年登場した手法の研究結果なども聞けました。
現代歯科治療において、良く耳にするMI(最小限の侵襲)という言葉は、歯内療法においても当然必要な考えです。
このMIと治療成果のバランスが重要
歯質を温存しようとするがあまり、治療が正確に行えない、行いにくいのでは本末転倒です。
何も最新な手法が必ず良い、という事ではないことを提示いただけた講演もありました。
また歯内療法における器具の進歩は、目覚ましいものがあります。
その事により従来の考え方を是正する必要があります。
当然と言えば当然ですが、以前はこうだと言われたが、現時点でのより良い成果を得られる手技も学べた。
歯内療法は、グレーな部分がとても多い
だから悩む事も多いし、難しい
歯内療法が歯科治療で最も困難と言われる所以でしょう
一人の先生が、歯内療法には「答えがないのが答え」と
だから、より答えに近い治療選択肢を選べるようになる必要がある
そんな歯内療法において実現しつつある、近未来の治療方法を見せていただけた。
相変わらず面白いセミナーでした。