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2018年関東歯内療法学会サマーセミナー&ハンズオン

先日の木曜日は、関東歯内療法学会のサマーセミナー、ハンズオンに参加してきました。

場所はいつもの秋葉原コンベンションホール(秋葉原駅から徒歩2分)

まずは20名限定(先着順)という狭き門に当選したハンズオンから。

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支台築造と言って、歯内治療(歯の根の治療)の仕上げになります。

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根の中の洗浄、消毒、充填が終わると次に歯に被せ物を作るための土台を作る必要があります。

歯内治療に際して、歯冠部分に欠損ができてしまう事と、虫歯などですでに歯質が欠損しているため、そのままでは被せる事ができない。

その土台の選択肢として、

・金属

・レジン+金属

・レジン+ファイバー

この3つになります。

近年の研究では、ファイバーコアが最も歯に負担がかかりにくく、歯根の破折を防ぐ事ができる材料であることがわかっております(後半にこの内容について修正あり)。

しかしながら、現状ではファイバーコアの使用は全体の10%程に留まっているそうです。

 

今回のハンズオンは、このファイバーコアにおける日本でも著名な先生の実習です。

材料が変われば使い方も異なってきます。

より強度が高く、歯が折れないための効果的なファイバーの使用方法について実習形式で勉強させていただけました。

 

セミナーでは、大学の先生の研究発表でした。

このコアと歯根破折の現時点での臨床研究での結果を教授いただき、これが近年の実験での研究とは違う結果が

ファイバーが最も良いとされていましたが、臨床研究ではレジン+金属とレジン+ファイバーの結果に有意差なしとのことでした。

金属が一番予後の悪い事に変わりませんが、ファイバーが最善という結果ではないとのことでした。

とは言ってもファイバーはまだ使用されるようになったのが、ここ10年程度のため、長い経過では比較できないことが原因でもあるようです。

現時点でファイバーが最善とは言い切れないのが現実のようです。

あくまで基礎研究ではもっとも良好という事です。

 

久しぶりの学会で、翌日からの臨床にも大きくいかせる事ができました。

 

今回のお土産は、時間もなく新橋駅から歩いて急いで購入

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銀座たちばな

かりんとうの名店です。

1袋900円と高めですが、非常に良いです。

かりんとうは、2種類ありますが、大きさの違いだけです。

細いか太いか

どっちでも美味しいです(笑)