ブログ|東近江市・八日市駅で歯科をお探しの方は村上歯科クリニックまで

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子どもの咬合を考える会 第21回特別講演会 〜0歳から始めよう!不正咬合の予防〜

先日の日曜日は、京都で開催されました「子どもの咬合を考える会 第21回特別講演会」に参加してきました。

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まだ、この会に入会して日は、浅いですが、会員として会の運営のお手伝いもしてきました。

知らなかったんですが、かなり参加者多いです。

500人以上!

小さな会かと思っていましたが、いち勉強会の学会でこんな参加者が集まるのも珍しいです!

協賛する企業も19社!

大きな学会の地方会でもこんなにあるとこ少ないかも

 

いかに、この子どもの咬合に対する歯科医療者の関心が高いという事が伺えます。

そして、先日の名古屋での学会で、お会いした大学の先輩にまた遭遇

お互い半笑いです(笑)

 

0歳児って歯ないやん?

どうやって不正咬合の予防するん?

 

そう思いますよね

歯が無くても、舌、口蓋、頬などの口腔という器官はあります。

そして、嚥下という飲み込みから始まり、摂食へ移行する時期なんです。

それが上手くいくよう、そして健康な口腔の発育を導くための、授乳であり、嚥下についての話しを1日中聞いて来ました。

指しゃぶり、おしゃぶり

不正咬合を誘発しやすいのは?

指しゃぶりです。

おしゃぶりの方が、口腔の発育には良いようです。

どちらも無い方が、いいのですが

どちらが悪影響がないかと言うとなんです。

そして、おしゃぶりの選択にもポイントがあります。

・薄い頚部、小さな断面積

・薄い頚部は、使用時にさらに圧縮

・乳首の容易な曲げ運動

などなど

 

また、卒乳が早いと指しゃぶりする割合が多いようです。

できれば、長く母乳を与えるほうが良いんです。できれば3歳までという話しも

子どもに無理やり卒乳させるのは、良くないようです。

その他、母乳育児の重要性とその口腔への影響について勉強できました。

しかし、昨今、母乳ブームというものの影で、母乳の出が悪いお母さんもいらっしゃいます。

それは、どうしようもないことで、それに対する人工乳首の開発についての話も聞けました。

ついでに、会員にはその開発した哺乳瓶がもらえました。

歯だけでなく、口腔というものの成長、発育って重要だなと今さらながら認識させていただけました。

良い1日になりました。