予防歯科セミナー@浦安 CAMBRA (Caries Management By Risk Assessment ~ リスク評価に基づくう蝕管理 ~)
今回受講しましたセミナーは、予防歯科の発達するアメリカ、カリフォルニア大学サンフランシスコ校歯学部長フェザーストーン教授が提唱するう蝕予防法です。 う蝕(虫歯)は「う蝕を誘発する疾患指標とリスク因子からなる病変因子」と「う蝕を遠ざける防御因子」の 2 つのバランスによって起こると言われています。 CAMBRAはエビデンス(医学的根拠)に基づき、過去のう蝕経験や唾液量等からう蝕リスクを評価し、 それに応じたリスクを下げる為の処置をすべてプロトコール化(手順を統一)した予防歯科の治療です。
う触のリスクを段階的に分けて、それぞれの予防内容を明確にしており、とても明確な予防基準であると思います。
全米でも広く普及しており、米国 65 校の歯科大学中、40 校が教育プログラムとして導入しており、今後は日本の予防歯科においてもこれをベースとしたものが用いられると思います。
アメリカは日本と違い虫歯治療が非常に高額なため、虫歯にならないための予防歯科が進んでいます
非常にわかりやすいプロトコールで、これを行うのにはさほど難しい技術は必要でなく、早急に取り入れていきます。
ただ、やはり手間はかかります。
ちなみに今回のCAMBRAセミナーは、日本で初めてとのことです。