院内セミナー
本日の木曜日は、日本歯周病学会認定衛生士の方の院内セミナーでした。
初開催でしたが、遠方は大阪の南部から来ていただきました。
当初、遠方すぎて来ていただけるか微妙なところでしたが、なんとか来てもらえる事になりました。
この衛生士さん、著書の執筆もされており、4月からは、歯科衛生士雑誌の執筆もされます。
いわゆるバリバリの歯科衛生士とでも言うのでしょうか(笑)
でも年齢は、僕とさほど変わりません
そして、僕が長らくお世話になっておりました先輩先生のクリニックの衛生士さんと合同で
総勢、歯科衛生士8名
そして、歯科医師2名
本日は、
講義から始まり。最後は、少し実習も
講義では
歯周病の評価(歯肉からの出血が意味するもの)
虫歯菌、歯周病菌の栄養源とは
衛生士の歯周病治療のポイント(主に歯石除去)
最新のEBM(医学的根拠)に基づいた治療方法
患者ごとに推奨される歯磨き粉の選択
幼児期の口腔細菌感染をどう防ぐか
などなど、非常に興味深いというか、実にためになる話でした。
歯科医師の僕が聞いても面白い。
最後の実習では、歯石除去に使用するスケーラーのシャープニング方法を(研磨)
格段に歯石除去効果が上がります。
使用するスケーラーの選択についても教えていただきました。
また新しい道具が必要です!!
そして、ジャストタイミングで欲しいスケーラーのセールが(笑)
歯科医院と言っても歯を治すだけの時代ではありません
歯周病の治療も非常に重要
ましてや予防という観点からでは、この口腔の2大疾病である歯周病の治療、制御ができないといけません
そして、この歯周病の治療は、ほぼ歯科衛生士業務です。
歯周病治療で歯科医師の出番は、歯周外科
手術や抜歯が必要な患者さんの時ぐらいでしょうか
歯科医院のレベルアップには、歯科衛生士さんのレベルアップは必須です。
院長だけ頑張っていても良い歯科医院にはなりません
虫歯、歯周病のどちらも歯科医院でもっとも多く治療する疾患
これからの歯科医療は、いかに歯を失わないかという事が最重要課題です。
これから毎月、この院内セミナーを行っていきます。
開催場所は、先輩先生のクリニックと交互です。
今日は、当院においても非常に意味のある
ターニングポイントになった日と言ってもいいのではないでしょうか
少人数ですので、学会やセミナーと違い、普段気になっていることも何でも気軽に聞けるのも良い。